ミミズに関する私設プラットフォーム

この世界はさまざまな生き物と自然にあふれた素晴らしい場所です。私たちの足元に広がる土の中も不思議がいっぱいです。そこに暮らすミミズについて、どうしてあんなことをするのだろうか、このミミズは何という種類だろうか、もっとミミズのことを知りたいという方のための"どこでもドア"を用意しました。

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日本の学会


日本土壌動物学会

日本土壌動物学会は,わが国における土壌動物学の進歩と普及を図ることを目的とした,日本で唯一の土壌動物の専門学会です.土の中に住んでいる動物が好きな人達の集まりですから,土壌動物に興味や関心をお持ちの方なら大歓迎!どなたでも入会できます(学会ホームページより)

ミミズ研究談話会

ミミズに関心を持つ人の集まりで,ミミズについてのあらゆる発見や情報などを会員相互に伝えあってミミズ学の発展に寄与することを目的としています(ミミズ研究談話会ホームページより)

ミミズの図鑑

ミミズ図鑑

ミミズは貧毛綱に属する動物の総称です。そのはたらきについては古くダーウィンの時代から知られ、現在でも出版などを通じてその有用性が広く知られています。しかし、生物研究の基礎ともいうべき分類・生態については未だ未知の部分が多く、名前もほとんど知られていないのが実情です。
日本に生息するミミズは主にフトミミズ科、ツリミミズ科、ジュズイミミズ科に属し、うち95%以上をフトミミズ科が占め、その種数は500以上と推定されています。しかしながら、これまで専門的なミミズの図鑑がなかったこともあって、名前のついているのはまだ1割程度にすぎません。
このような現状にあって、実際に使える図鑑として、種名同定の方法、手順などについてわかりやすく解説したのが本書です。(全国農村教育協会のホームページより)


日本産ミミズ大図鑑

日本のミミズについて網羅したWebsiteで、それぞれの種についてタイプ標本の所在、外部形態、内部形態、原記載、分布、生息環境、生態、シノニムリスト、参考文献が書かれていてミミズ研究者にとっては必須のサイトとなっている。

 ミミズの群遊・這い出し行動の諸説

(当サイトオリジナル) 2021-12-28
【修正記録】

  • 2021-12-28 新設
  • 2021-12-31 図-1追加
  • 2022-01-02 図-1 酸素不足◆Lankester,1921に訂正

 ミミズの群遊・這い出し行動は世界中で見られ、ダーウィンの記述にも登場している。国内でも、ミミズが夏に路上に出て干からびる話が古くは、江戸時代の心学本の説法1)に出てきたり、種子島に伝わる民話2)にも出てくるなど昔からその生態は知られるところとなっている。 

そのためこれに関する研究も現在に至るまで多く試みられている。どんな種類のミミズがどんな場合に、何をきっかけとして何のために地中から地表に出て群遊するのか。そして場合によって水死したり干からびたりしているのか。このすべてを説明できる迄には至っていない。これまでの主な説を整理した。 

1) 賣卜先生糠俵(バイボク センセイ コヌカタワラ)後篇;安永六年(1777年),鎌田一窓(著)によって出版された心学(石門心学)の本, 日本教育文庫心学篇, 文館編輯局編, 出版同文館, 1910-1911. 

2) 下野敏見編, 1975. 神様の食い物定め. 日本の民話24種子島.76-78. ほるぷ, 東京. 

 

1.     Darwin (1881)はミミズが地表で死んでいる理由として「豪雨のあとたくさんのミミズが地表に横たわっているのは病気で死期を早めたから。」また「寄生性のハエにやられた個体は日中でも動き回り地表で死んでしまう」とし、地表に出て移動する理由は「激しい雨の降った翌朝、ミミズの通った跡が残されているが死体はわずかなのは、トンネルから出て別のトンネルに入っていたからでミミズは冒険旅行のためトンネルを捨て新しい住み場所さがすため」と述べている。
 

2.     Friend (1921)は、這い出しているミミズを解剖しても寄生虫に侵された跡はなく、必要な条件は、日中と夕方の暖かさ、夜から早朝にかけてのにわか雨による湿気、そしてその後の寒さとした。 

3.     Lankester (1921)は溶存酸素が不足した雨水が巣穴に侵入したためミミズが地表に這い出して来るのだと言っている。
 

4.     畑井(1931)は実験の結果からミミズが穴より這い出す主な理由は二酸化炭素の蓄積とした。フツウミミズMetaphire communissima (Goto & Hatai, 1899)を使ったその実験で、二酸化炭素中では数十分以内に死亡したが酸素の無い窒素ガス中では数日生きられたことから酸素の供給が無くてもしばらくミミズは生きることができた。ことから土壌中に雨水がしみこむとき酸素が吸収され酸素不足となりミミズが窒息しそうになり地表に出るという説を否定した。ただし、窒素ガス中にフツウミミズを入れたところ呼吸により発生する二酸化炭素を除去しなくても2日間生存していたことから二酸化炭素だけがミミズが這い出す原因とは見なかった。 

5.      Nagano (1934)は、Pheretima communissimaEisenia foetidaは水に浸かっても数ヶ月は生きられる。また、ミミズは酸素のない水中で3時間も生きることができる。この間も酸素を消費し続けることから、分子内呼吸が行われていると考えられる。雨が降った後に土の表面で死んでいるミミズは、酸素が不足していて、土中の水に二酸化炭素が多く含まれているために追い出されたと考えられるとして畑井の説を支持した。その後、光によって殺されることもあるとして日光により死亡することも述べている。
 

6.     Ohfuchi(1947)は路上や水中にたくさんのミミズが死んでいるのを目撃することがある。主な理由は二酸化炭素にあるとし畑井氏の説を支持している。
 

7.     西田(1949)は、実験により明らかにされたミミズが二酸化炭素を忌避するということに関し、実際の土壌で調べた。降雨後ミミズが地表に出たときにその土壌の条件を探し晴天時と比較した。その結果、降雨後には土壌の水分量が増し炭酸ガス分圧が上昇したことから、これがミミズを地表へ這い出させる要因と考えた。ただしこの実験の対象としたミミズの種類までは言及されていない。
 

8.     山口英二(1970)は大雨のあと路上に這い出した無数のミミズが死んでいることはよくあることとし、畑井の二酸化炭素説を支持している。
 

9.     Y. Sugi and M. Tanaka (1978)はシーボルトミミズの集団による季節移動を明らかにした。回帰移動(recurrent migration) 

10.  Schwert (1980)は北アメリカやヨーロッパの北部で、大雨の時期にツリミミズが大量に出現することはよくある現象でこれは生息領域を広げる分散であるとした。多くのツリミミズ科のミミズ種では、集団発生は冷涼で湿った気候の時に起こり、必ずしも豪雨には依存しないと指摘している。この大量発生時には多くの個体が死滅しますが、その他の個体は生き残り、その個体が新しい生息地に分散することで、ミミズが密集している地域での競争が減少し、ミミズ同士の遺伝的交換が促進される可能性があるとしている。
 

11.  Edwards and Bohlen (1996)はミミズがある場所から別の場所へ、能動的または受動的に移動することができて、土壌表面での能動的分散は比較的ゆっくりと進行するが、これにはいくつかの理由があり、ミミズが移動するのは、不利な環境条件から逃れるため、あるいは新しい生息地を求めるためであるが、このような分散をもたらす行動の手がかりはよくわかっていないとした。さらに、大雨の後、ミミズが大量に土壌表面や歩道、舗装を移動しているのをよく見かけるが、これらの移動は、浸水した土壌の状態や、浸水した土壌の低い酸素濃度に反応していると考えられるが、移動するミミズの数は特定の時期に特に多くなることが多く、これらの個体群の大量出現と移動に影響を与えるには、他の合図が重要である可能性が示唆されるとした。
 

12.  杉(2000)は実験により酸欠説を否定し、ミミズの生息密度が高くなった場合、糞等の増大により微生物の活動が活発になり雨後には二酸化炭素の排出が増大しミミズはそこから逃げることになる。糞等の増大は餌資源の枯渇を意味し、このためミミズは他所へ移動することになり、雨上がり後晴れの日のミミズの一斉移動によって、ミミズ個体群は適応的な密度に調整される。ミミズの代謝活動の結果によってミミズの一斉移動が誘発されるのであるから、雨上がり後晴れの日のミミズの移動およびそれにともなう個体群密度の減少は個体群の自己制御とみなすことができるとし、西田やSchwertの説を補強した。
 

13.  弘原海ら(2000)は地震による前兆異常現象が台湾中部(震源地),南西部の平野にあったとしている。

14.  塚本(2002)はシーボルトミミズの生息場所の集団移動は、イノシシにとっては居場所を学習しにくい生態のためイノシシからの捕食圧の回避を移動の理由と考えた。
 

15.  柴田(2003)はフトスジミミズPheretima vittata 、ハタケミミズ Pheretima agrestis、ヒトツモンミミズ Pheretima hilgendorfi, アオキミミズ Pheretima aokiなどの表層棲息性のフトミミズが夏季に月齢に同期して這い出し行動を行い、さらに年に一回下弦の頃に最も多く這い出すとした。さらに地表移動は数年にわたる調査の結果,雨後より晴が数日続いたほうが多く移動していたことも明らかにした。ただし、これらのミミズは、晴天が続き表層土壌温度が気温と逆転し高温となった時、這い出し干からびることも観察している。 

一方、東京新宿区と千代田区にかけて局所的に生息するフトミミズAmynthas sp. は、ほぼ必ず降雨後晴に地表を徘徊することも確かめた。
 

16.  R.B.Misra et al. (2005)は3時間以上の継続的な日光への曝露は、ミミズにとって致命的とした。
 

17.  Kevin (2005) はLumbricus terrestrisが夜間に巣穴から離れた場所では、1回の表面移動で19mまで移動することが測定されていて、このような動きは、大雨の時や雨上がりに顕著に見られ、一般的には都市部の生息地などで比較的多くのミミズが生息していることに気づくきっかけとなる。このような行動は、洪水や水に浸かった巣穴を避けるためだけにあると思われがちである。しかし、他のミミズと同様にL. terrestrisは酸素のある水中で数週間にもわたって生存することができるからである。それは、生殖と新たな遺伝子の獲得のため。さらに地域の環境収容力を超えた場合この獲得のため移動する可能性があるとしている。
 

18.  Chuang et al. (2008) は、ハワイミミズ Amynthas gracilis (N/A by Drilobase Project 2021-09-05)は水への浸漬に対する耐性が低く、酸素消費量の日周リズムがあり、昼間よりも夜間に多くの酸素を使う。一方、Pontoscolex corethrurus(Endogeic by Drilobase Project 2021-09-05)は、水中でより長く生き延び、大雨の後に土から這い出すことは観察されなかった。また酸素消費量はA. gracilisよりも低いだけでなく、日周リズムもなかった。酸素欠乏の戦略としてA. gracilisは酸素消費量が多く必要で水没に伴う土壌から這い出すとしたが、二酸化炭素には触れていない。
 

19.  大野(2007)は、15カ月にわたりフトミミズの這い出しについて調査した。這い出したミミズは、アオキミミズ、ヒトツモンミミズ、ハタケミミズ、ヘンイセイミミズだった。また、未成熟個体も多数這い出していることから生殖のためとはしなかった。屋外調査により多量の雨が降ると多数這い出している傾向にあることを確認した。多くは地中の二酸化炭素の増加には影響されないであろう表層種だったことから降雨による二酸化炭素の増加以外の原因も考えられるとした。
 

20.  Kenneth Catania ( 2010)は実験によりミミズはモグラから逃れるためモグラの出す振動により地表に出てくるとした。
 

21.  Cristiano Fidani (2013)は地球物理学的パラメータの影響を受けているかどうかを明らかにするため、2009年にイタリアで発生した大地震の前兆などの動物の異常行動を調査し、飼育していたミミズが逃げ出したり、大量のミミズが這い出している数件の目撃情報を収集した。
 

22.  Rachel Grant・Hilary Conlan (2015)は地震の前に頻繁に報告されるミミズの群集行動は、電界の変化やその他の未知のメカニズムによって引き起こされている可能性があるとした。
 

23.  小林ら(2015)は、11月、北海道の林内に流れる川の淵の水中のミミズを調査した。ミミズの種類は全てがフトミミズ科で種同定できた種はヒトツモンミミズ Pheretima hitgendotfi(Michaelsen,1892)だった。低温と土壌水分の増加の複合要因が,表層性のフトミミズ科のミミズの一斉移動の引き金になっている可能性を示唆した。
 

24.  石塚(2015)は東京都やその近傍でミミズを採集した結果、降雨後及び降雨中に路上に這い出すミミズはフトミミズで中でも集団で地表面に出てくるのはヒトツモンミミズPheretima hitgendotfi(Michaelsen,1892)1種だった。また降雨で地上に出現したフトミミズは表層種と地中種のうち地中に縦に通路を持つ穿孔種だった。
 

25.   Ilona Jacinta Kharkongor and Bhaskar Saikia (2021) は、インド北部でPerionyx macintoshii  Beddard, 1883は毎年、1回目はモンスーンの開始時に、2回目はモンスーンの終了時に季節的な集団での往復移動をすることを観察した。
 

26.  Gates, G.E. (1972)はビルマ北西部で10月11月に山を下る"mass migrations." 集団移住の現象を紹介している。 すべて同一種で成熟していないがPerionyxの一種ということだった。またインドでも記録があり雨季の前に丘を登るというものだった。
 

27.  Joachim Adis and Gilberto (1989)ではアマゾン中央部で、浸水林から高地の乾燥地へ幼体が水平移動し水が引いて成体が乾いた浸林へ移動しで産卵するという1年サイクルのミミズがいて、一方同じ浸水林で毎年の洪水の少し前に、樹上に登る垂直移動を確認している。このミミズは体長19cmほどだが粘液が分泌されることで湿度の高い夜行に幹を登っていく。

図-1 ミミズの群遊・這い出しの分類 

 

1.     Darwin, C.R. 1881. The formation of vegetable mould through the action of worms, with observations on their habits. Murray, London. 326 pp. 

2.     Friend,H. 1921.Why do Worms Die?Nature,107:172. 

3.     Lankester, E.R. 1921. Earthworms drowned in puddles. Nature 107:329-330. 

4.     畑井, 1931.ミミズ.改造社, 東京. 

5.     Nagano T, 1934. The duration of life of earthworms in water and in pure gases. Sci. Rep. Tohoku Imp. Univ. (B) 9: 97-109. 

6.     Ohfuchi, 1947.みみずと人生.牧書房,東京. 

7.     西田好輝,1949. 雨天と晴天時の表層土壌の物理的諸条件の変化について(ミミズの棲む環境の分析).生理生態;3-3,113-117. 

Nishida (1951), Nishida, Y.A. 1951. Zur Frage über die Auslösenden Faktoren des Auskriechens des Regenwurms bei Regenwetter. J. Fac. Hokkaidô Univ., 6th ser. 10:23-32. 

8.     山口英二,1970. ミミズの話. 北隆館,東京. 

9.     Y. Sugi and M. Tanaka, 1978. Population study of an earthworm, Pheretima sieboldi .  pp. 164-179, In: Biological Production in a Warm-Temperate Evergreen Oak Forest of Japan (JIBP Synthesis, Volume 18), ( Edited by T. Kira, Y. Ono and T. Hosokawa ), University of Tokyo Press, Tokyo, 288pp. 

10.  Schwert D. P. ,1980. Active and Passive dispersal of Lumbricid earthworms. In Soil Biology as 

Related to Land Use Practices (ed. D. L. Dindal), E. P. A., Washington D. C., pp 182 -189. 

11.   Clive A. Edwards・P.J. Bohlen,1996. Biology and Ecology of Earthworms. Springer Science & Business Media,426pp. 

12.  杉,2000. Ecological study of the earthworms in the suburb of Fukuoka city Kyusyu Japan . 

13.  弘原海清・原口竜一,2000.台湾集集地震(9/21)と嘉義地震(10/22)に伴うミミズ・千足動物 異常現象出現のタイミング.Geoinformatics, vol.11, no.2, pp.138-139. 

14.  塚本次郎,2002.シーボルトミミズのこと.森林科学 35 2002. 6, p.71. 

15.  柴田康平,2003. フトミミズの地表出現と降雨・月齢の関係,ミミズ情報通信,29:4−9. 

16.  R.B.Misra・K.LalM.Farooq・R.K.Hans,2005. Effect of solar UV radiation on earthworm (Metaphire posthuma). Ecotoxicology and Environmental Safety, Volume 62, Issue 3, November 2005, Pages 391-396. 

17.  Kevin R. Butt,2005. The Dawn of the Dew worm.Biologist (London, England) 52(4):218. 

18.  Shu-Chun Chuang・Jiun Hong Chen,2008. Role of Diurnal Rhythm of Oxygen Consumption in Emergence from Soil at Night after Heavy Rain by Earthworms.Invertebrate Biology , 2008, Vol. 127, No. 1 (2008), pp. 80-86 

19.  大野正彦,2007. 路上等に出現するミミズ類の季節変動. 東京都健康安全研究センター年報, 58:267−271. 

20.  Kenneth Catania, 2010. Worm Charmers. Scientific American 302(3):72-4, 76 

21.  Cristiano Fidani, 2013. Biological Anomalies around the 2009 L'Aquila Earthquake.Animals ,693-721. 

22.  Rachel Grant・Hilary Conlan, 2015. Behavioral Response of Invertebrates to Experimental Simulation of Pre-Seismic Chemical Changes. Animals 5(2):206-213. 

23.  小林真・南谷幸雄・竹内史郎・奥田篤志・金子信博, 2015. 初冬期に北海道北部の河川水中で観察ざれた大量の陸棲ミミズ:一斉移動への示唆. Edaphologia,No. 97:39−42. 

24.  石塚小太郎, 2015. ミミズの学術的研究 日本産フトミミズ属の形態、生態、分類および研究手法.全国農村教育協会, 東京. 

25.  Ilona Jacinta Kharkongor and Bhaskar Saikia, 2021. Mass migration of earthworms in Mawlyngot area, East Khasi Hills, Meghalaya.  zool. Surv. India: Vol. 120(4)/479–487. 

26.  Gates, G.E., 1972. Burmese Earthworms. An introduction to the systematics of megadrile oligochaetes with special references to southeast Asia. Trans. Amer. Philos. Soc., (N.S.), 62(7): 326 pp. 

27.  Joachim Adis and Gilberto Righi,1989. Mass migration and life cycle adaptation - a survival strategy of terrestrial earthworms in Central Amazonian inundation forests. AMAZONIANA XI I 23-30 Kiel. 

沿革

世の人すべてにそれぞれが情熱を持って取り組める何かがあると思います。 私の場合は幼いころに工芸の道を究めようと決心してから、一所懸命に研鑽を積んできました。

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   そして、ミミズを使ってこんなことをしたという実話や言い伝えを紹介します。

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ミミズを二つに切ったらどうなるか4分割では クロイロツリミミズの場合

クロイロツリミミズを2分割および4分割に切断した時それぞれどうなるか?

資料 本草書等におけるミミズまたはミミズを使った生薬の名前

(当サイトオリジナル) 2021/12/28


日本語では「みみず」は漢字では「蚯蚓」と書き、ミミズを使った生薬は日本の薬局方では「地竜」となっています。 

 そこで、この地竜または蚯蚓と同義語、同類後、異体字を調べてみました。とりあえずは、ミミズの名称とミミズを使った生薬の名称とを区別をせず主に古代の中国語でどのようなものがあるかしらべてみました。参考としたのは、地龍に関する論文や『本草綱目』、『古今注』、『釈名』などですが、それぞれの個々の名称の出典または正誤は後日整理するとして、一覧にしてみました。 

なお、広辞苑(昭和38年発行)や『ウィキペディア(ミミズWikipedia)2021年8月』大言海(昭和47年9月20日新訂版 大槻文彦著 発行冨山房)では赤竜(せきりょう)」との説明がありますが、本草書や医薬品辞典、中国語辞典には見当たらず、漢方薬の商品名にあるのみでした。 

ミミズの現代の中国語種名たとえば『威廉環毛蚓』などは除いています。また、現代の中国での方言によるミミズの表記は多数ありますがそれも省略しています。 

 

 | ミミズまたはミミズ使用の生薬名 | 出典 | 出典の引用元 | 備考

 | 乾蚓 | 『 本 草 集 注』 |    | 
 | 引无(無) | 『厂(廠)雅 』 |   | 
 | 引无(無) | 『范家村手札』4) |   | 
 | 引螻 | 『神農本草經集註』 |   | 
 | 歌女 | 『古今注』 |   | 
 | 歌女 | 『本草綱目』 |   | 
 | 蟹蚕 | 『尓(爾)雅・じが』 |   | 
 | 乾地龍 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 寒 | 『本草綱目』 | 『呉普本草』 | 
 | 寒欣 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 寒蚓 | 『爾雅(郭璞注)』 |   | 
 | 寒蚓 | 『本草綱目』 | 『呉普本草』 | 
 | 寒蟺 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 寒䘆 | 『本草綱目』 |   | 
 | 却行 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 丘蛲(蟯) | 『淮南子』 |   | 
 | 丘螾[蚓] | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 曲曲  | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 曲壇 | 『本草綱目』 |   | 
 | 曲螬 | 『 古今注 萑豹 』 |   | 
 | 曲蟮 | 『小品方』 |   | 
 | 曲蟺 | 『古今注』 |   | 
 | 曲鳝 | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 曲蟮も蚯蚓
 | 恵羅子? | 『神農本経解故』 | 『岩大洲? 』ミミズの種名か | 
 | 堅蚕 | 『本草綱目』 |   | 
 | 堅蠶 [蠶は蚕] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 山密々字 | 『神農本経解故』 | 『岩大洲? 』ミミズの種名か | 
 | 山蚓 | 『神農本経解故』 | 『岩大洲? 』ミミズの種名か | 
 | 紫里密々字 | 『神農本経解故』 | 『岩大洲? 』ミミズの種名か | 
 | 千人踏 | 『本草綱目』 |   | 
 | 川地龍 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 大地龙 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 地龍 | 『本草綱目』 | 『太平聖恵方』 | 
 | 地龍 | 『本草綱目』 | 『全幼心鑒』 | 
 | 地龍 | 『證類本草』 | 『太平聖恵方』 | 
 | 地龍 | 『本草原始』 |   | 
 | 地龍  | 『本草綱目』 | 『普済方』 | 
 | 地龍干 [地龍子か?] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 地龍子 | 『本草綱目』 | 『藥性論』 | 
 | 地龙子 | 『药(薬)性论』 |   | 
 | 抽串 | 『范家村手札』4) |   | 
 | 虫蟮 | 『贵州民间方药集』 |   | 
 | 典蟺 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 土壇 | 『本草綱目』 |   | 
 | 土地龙 [ツリミミズの生薬名] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 1994年までの中国薬典で使われていた
 | 土地龙 [ツリミミズの生薬名] | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 1994年までの中国薬典で使われていた
 | 土龍 | 『本草綱目』 | 『別録』 | 
 | 土龍  | 『神農本草経疏』 |   | 
 | 土蟺 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 土蟺 | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 土龙(龍) | 『別录』  |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『新修本草』 |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『神農本草経疏』 |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『増廣太平惠民和劑  圖經本草藥性總論卷下』 |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『本草綱目』 |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『本草備要』 |   | 
 | 白頚蚯蚓 | 『圖經本草』 |   | 
 | 白頭? | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 白頭蚯蚓? [頭⇒頸・頚] | 『神農本経解故』 | 『神農本経解故』鈴木良知(1761-1817)で白頭蚯蚓の説明として白頭と言っているが白頸の間違いの可能性あり。陳藏器 『本草拾遺』の江戸期の写本でも白頭との記載があり白頸の間違いの可能性がある | 
 | 白蚯蚓 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 白頸 | 『神農本草經集註』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『重廣補註神農本草并圖經』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『本草拾遺』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『本草衍義』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『證類本草』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『経史証類大観本草』 |   | 
 | 白頸蚯蚓 | 『本草衍義』 |   | 
 | 白蝢蚯蚓 | 『経史證類大全本草』 |   | 
 | 白颈(頸)蚯蚓 | 『本草备要』 |   | 
 | 白颈(頸)螳 | 『本草綱目』 | 『呉普本草』 | 
 | 附蚓 | 『本草綱目』 | 『呉普本草』 | 
 | 鳴切 [鳴砌か?] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 鳴砌 | 『古今注』 |   | 
 | 卻(却)行 | 『范家村手札』4) |   | 
 | 广(廣・広)地龙 (龍) [フトミミズの生薬名] | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 新字体では広地竜1994年までの中国薬典で使われていた
 | 廣(広)地龍 [フトミミズの生薬名] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 新字体では広地竜1994年までの中国薬典で使われていた
 | 蚓螻 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蚓蝼(螻)  | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蚯蚓 | 『古今注』 |   | 
 | 蚯蚓 | 『神農本草經集註』 |   | 
 | 蚯蚓 | 『日華子諸家本草(日華子本草)』 | 
 | 蚯蚓 | 『本草綱目』 | 『藥性論』 | 
 | 蚯蚓 | 『礼记(記)』 |   | 
 | 蚯蚓 | 『證類本草』 | 『雷公炮製藥性解』 | 
 | 蚯蚓 | 『本草衍義』 |   | 
 | 蚯蚓 | 『本草原始』 |   | 
 | 蚯蚓干 | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蚯蚓干  | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蚯蚓杵 | 『太平聖恵方』『本草綱目』 |   | 
 | 蚯蚓泥 | 『本草备要』 |   | 
 | 蚯蚓糞土 | 『本草拾遺』 |   | 
 | 蚯螻 | 『本草集注』 |   | 
 | 蚯螾 [螾は蚓の異体字] | 『礼记(禮記・らいき)月令の篇』 |   | 
 | 蜿蝻 | 『厂(廠)雅 』 |   | 
 | 蜿螾[蚓]  | 医学百科5) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蜿蟮  | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蜿蟺 | 『古今注』 |   | 
 | 蜷端 | 『淮南子・高诱(誘)注』 |   | 
 | 蝗蟥 | 『说文(説文解字)』 |   | 
 | 蠖蚓 | 医学百科5) | 出典の引用元表記無し | 
 | 朐䏰 | 『本草綱目』 |   | 
 | 盘蝌 | 『尓(爾)雅・じが、郭璞(沌)注?』 |   | 
 | 胊肕 [朐䏰か?] | 中薬百科3) | 出典の引用元表記無し | 
 | 蜸蚕 | 『爾雅(郭璞注)』 |   | 
 | 蜸蚕 | 『尔雅(爾雅・じが)の釋蟲の篇』 |   | 
 | 蝽端 | 医学百科5) | 出典の引用元表記無し | 
 | 螼 | 『康熙字典』 |   | 
 | 螼蚓 | 『爾雅(郭璞注)』 |   | 
 | 螼蚓 | 『尔雅(爾雅・じが)の釋蟲の篇』 |   | 
 | 螼螾 | 『本草綱目』 |   | 
 | 螼蠙 [螼螾か?] | 生薬の比較研究2) | 出典の引用元表記無し | 
 | 螾[蚓の異体字] | 『范家村手札』4) |   | 
 | 鸭(鴨)虫 | 『范家村手札』4) |   | 
 | 䖤蟺 | 『爾雅(郭璞注)』 |   | 
 | 䖤蟺 | 『本草綱目』 |   | 
 | 䘆 | 『康熙字典』 |   | 

 

 | [  ]は著者注
 | (  )は簡体字を繁体字に変換した場合の字
 | 1) 黄精网 版权所有 皖ICP备16013679号-6 http://www.yshuangjing.com/zhongyao/1126.html
 | 2) 新田あや・吉田 集而・小島 一郎, 1975. 動物を基原とする中葯について(2) 東南アジア研究. 東南アジアにおける生薬の比較研究(第Ⅶ報),1975 年3月 12巻 4号.
 | 3) 中薬百科 https://zhongyibaike.com/wiki/%E5%9C%B0%E9%BE%99
 | 4) 范家村手札,李明官.Beijing Book Co. Inc., 2015
 | 5) 医学百科 http://www.a-hospital.com/

 

ミミズ用語・略語の和訳

(当サイトオリジナル2021-12-27)

【修正記録】
2022-01-11   spernliducal glands⇒spermiducal glands 

 

この和訳用語はミミズに関する英語の論文を調べるために個人的利用するために作成したものです。したがって正確なものではありませんので、その点に注意してご覧ください。作成に当たっては
「動物系統分類学第6巻環形動物門 C.第3綱 貧毛類(監修内田亨)」
「ミミズの学術的研究(石塚小太郎)」
「2002,2006 Earthworm Glossary from Blakemore
  : Cosmopolitan Earthworms」

「1985 EARTHWORMS  Sims and Gerard」
「1972 Gates Burmese Earthworms」
「土壌動物学への招待(日本土壌動物学会編)」
「2018,Rota.Green light to an integrative view of Microscolex phosphoreus (Duges, 1837) (Annelida: Clitellata: Acanthodrilidae)」
「1935,Yamaguchi.Occurrence of the Luminous Oligochaete,Microscolex Phosphoreus (DUG.),In Japanh. 」
「岩波 生物学辞典」
等を参考としました。
  随時更新の予定です和訳していない用語や?の付いたものは、未着手・不明・諸説あるものなのでご存じのかた、あるいは誤りがあった場合にはateliermochamura@gmail.comまでお知らせください。



a.a.O. 前掲書(独)
aborted 痕跡
acanthodrilin ムカシフトミミズ科の
Acanthodriline ムカシフトミミズ科(旧称)の
aclitellate 亜成体
adiverticulate 副嚢なしの受精嚢
adventitious 偶発的
aestivation 夏や干ばつ時の休止
afferent (blood) vessel 臓器への供給血管
afforestation 植林や木の定植
African Region アフリカ区
agiceriate 砂嚢が無い
albuminous gland-cells 蛋白腺細胞
allochthonous 固有種でない外来の
allopatric speciation 異所的種分化 
amphigonic 二個体からの有性繁殖
amphimictic 二個体からの有性繁殖
ampulla 副嚢
ampullae 副嚢(複数)
anal 肛門
anandric 精巣が無い
anarsenosornphic 異常個体
andry 雄性生殖器官
anecic 表層採食地中性種
Ann. 年報、紀要
Annelida 環形動物門
Annu. 年報、年鑑
annular 筒状の環帯
annulation 環節体制
annulus 環帯
annuli 環帯(複数形)
anon. 作者不詳の、匿名の
antbropochorous 人為的移動
anterobiprostatic 前立腺欠如
anthropochorous 人為的
anthropochorous 人によって移送された(通常、故意でない場合)
anus 肛門
apomorphic 派生形質,子孫形質,新形質
app. 付録
aprostatic 前立腺欠如
arboreal 樹上生活
Arch. 記録集
Archioligochaeta 原始貧毛類
arpha taxonomy α(アルファ)分類学
arsenosomphic 雄性生殖器異常
art. 論文、記事
asetal 剛毛なし
astomate 腎菅口なし
athecal 受精嚢なし
atrial 心房
atrial sac 心房嚢
atrium (plural atria) ?
atrophy 衰退
atyphlosolate 腸内縦隆起なし
Aufl. 版
autapomorphy 固有派生形質
autochthonous 固有の
autochthonous 固有
autogamy 自家生殖
autotomy 自切
autotomy Self 自切
avesiculate ?
balantin ?
basal cells 基細胞
Bd. 巻
Beil. 追録、補遺
beta taxonomy β(ベータ)分類学
bidiverticulate 二つの副嚢
bigiceriate 二つの砂嚢
binominal nomenclature 二語名法(二名法)
bioaccumulation 生物濃縮
biogeography 生物地理学?
bioindicator 生物指標
biological species 生物学的種
biomass 生物の個体群の総重量
biparental 別個体による有性生殖
biprostatic 二つの前立腺
bithecal 二つの受精嚢
blood glands 血液腺
body wall 体壁
brown bodies 茶色の体色
buccal cavity 口腔
Bull. 会報、報告、紀要
c. 著作権
c. 約、略(羅)
C.R. 報告書
ca. 約、略(羅)
caliciferons gland 石灰腺
cast ミミズの糞
cephalization 脳形成
cf. 比較、参照、参照せよ
ch. 章
chaeta 剛毛
chap. 章
character 形質(個体の属性あるいは特徴)
character state 形質状態
characteristic 形質状態
chioragogen cell 黄色細胞
circular muscle layer 環筋層
clade クレード(単系統群);
cladistic classification 分岐分類 
cladistics "分岐学, "
cladists 分岐学者
cladogram 分岐図 
classical ?
classical system ?
classification 分類,分類体系
classify 分類する
Clitellata 環帯類
clitellate 環帯を有するもの
clitellum 環帯
cocoons 卵包
coelomic fluid 体腔液
col. カラー
col. 欄
comp. 編纂者
comp. ~により編纂された
Composite 複合性
concopulant 接合相手
conf. 会議
cong. 議会、会議
convergence 収斂
copulation 交接
copulatory chamber 雄性孔を含め、体壁から体腔内へつながる窪み
copulatory pouches 受精嚢
copulatory setae 受精嚢と同じか近くの体節にある剛毛
copulatory setae or chaetae ?
corr. 校正、訂正版
cosmospolitan 世界種
crop そ嚢
cuticle 硝子膜
cysticercoid 擬嚢尾虫 条虫類(条虫)の幼虫のステージ。
d. 没
decathecal 5対の受精嚢
definitive 最終的
deforestation 山林開拓
dendrogram デンドログラム;
depressed へこんでいる
Dept. 省、部
Depts 省、部
dermis 真皮
describe 記載する 
description 記載
diagnosis 判別文,標徴
diagnostic 新分類群名?
diapause 休眠
digestive tract 消化管
dimorphic 両形
diploid 複相体
Diss. 学位論文
distal 末端方向
diurnal 日周性
div. 部局、課
diverticula 副嚢(複数)
diverticulate 副嚢
diverticulum 副嚢
divs 部局、課
do. 同前、前述の(伊)
doc. 文書、書類、議会文書
dorsal 背
dorsal vessel 背血管
dorsa blood vessel 背行血管
dorsal trunk 背行血幹
dorsal pores 背孔
dorsal vessel 背血管
drilosphere ミミズの掘削が影響を与える土の範囲
duodecathecal 6対の受精嚢
e.g. 例
ebd. 同じ場所に(独)
ectal 体壁に向かって
ed. 編(集)者
ed. 版
ed. ~により編集された
efferent vessel 血液供給管
efferent blood vessel 血液供給管
egg-capsule 卵嚢
Einl. 序論
Einleitg. 序論
embryo 胚
Enchytracidae ヒメミミズ科
endemic 固有種
endemic 原産の(土着の)
endogean 地中性
endogean Strictly 地中性
endogeic earthworms 鉱質土壌の上部を掘っているミミズ
endolenous 外来性
enl. 増補された
enlgd. 増補された
ental 体壁から離れて中心方向へ
ental Innermost ?
enteroic 消化器官内腔に通じていて、排出系
enterosegmental organs ?
epidermis 表皮
epididymus 
epigean
epigeic earthworms 土壌表面に棲息するミミズ
epilobous 上口前葉
epimorphic 不完全な変形によって特徴づけられる
equator 赤道面?
equatorial 赤道の?
equimeric 元通り再生
esophageal 食道
estivation 夏季の休眠状態
et al. およびその他
etc. など
Euramerica ユーラメリカ大陸
euryhaline 広塩性
evaginate 管状器官を反転させる
evolutionally taxonomy 進化分類 
evolutionary tree 系統樹 
ex. 用例
exogenous 固有種(内生)
exoic ?
exotic 移入種
extra-mural calciferous glands 〇〇の外の石灰腺
f. 及びそれに続くページ
fac. 複写、複製
facsim. 複写、複製
facultative 通性(条件的)
family 科
fasc. 分冊
female ducts 雌性管
female funnel 漏斗状の卵管最終端
female pore 雌性孔
female pores 雌性孔
fertilization 受精
ff. 及びそれに続くページ
fig. 図、図解、挿絵
figs. 図、図解、挿絵
fimbriated funnel ?
fine granular cells 細顆粒細胞
fissure 裂溝
front. とびら、口絵
furrow 体節間溝
gamete 配偶子
gamma taxonomy γ(ガンマ分)類学 
ganglion 神経節
ganglia 神経節(複数)
genital marking 性的表徴
genital papillae 性的乳頭
genital ridge 性的隆起
genital seta 生殖器の剛毛
genital setae 生殖器の剛毛
genital tumescence 生殖器の腫脹
genital tumescences 生殖器の腫脹
genital tumescences 性的突起
geographic variation 地理的変異
geopbagus 主に鉱質土壌を摂食する習性を持つもの
geophagous 主に鉱質土壌を摂食する習性を持つもの
giceriate 複数の砂嚢
gizzard 砂嚢
glands of Morren 
gonad 生殖腺
gonads 生殖腺
gonad-segments 生殖巣体節
Gondwana ゴンドワナ大陸
Gondwanaland ゴンドワナ大陸
gonoducts 配偶子管?
grade グレイド(非単系統群,段階群)
-gyny ?
haemerophilic ?
haemerophobic ?
haemoglobin ヘモグロビン
haploid 半数体
hatchling 孵化幼生
hb. ハードカバー本(本装丁)
hbk. ハードカバー本(本装丁)
head pore 頭孔
hearts 心臓
hemerophilic 環境に対する人間の影響で、悪影響でないもの
hemerophobic 環境に対する人間の悪影響
hermaphrodite 両性具有
heterodynamous 
heteromorphic 頭部が尾を再生すること(逆も同様)
heterozygous 異型接合的
Hft. 分冊、号(独)
Hg. 編者
hibernation 冬眠
hibernestivation 非活動または休息
holandric 10節か11節に限られた精巣、もしくは異常な場所にある相同器官
holandry 2対の精巣(10、11体節)
Holarctic Region 全北区
hologynous 12節か13節に限られた卵巣、もしくは異常な場所にある相同器官
hologyny 12節か14節に限られた卵巣、もしくは異常な場所にある相同器官
holoic ?
holonepbridium ?
holonephridial ?
holophyletic group 完系統群
holotype ホロタイプ
homeotic ある器官、もしくは一連の器官が異常な場所に存在すること。
homodynamous ?
homoeosis ?
homoeotic ?
homoiothermic ?
homologous 相同(ホモロジー)形質
homologue 相同(ホモロジー)形質
homology 相同(ホモロジー)形質
homomorphic homomorphic
homonym 同名(ホモニム)
homonymy 同名関係
homoplasy 非相同,非相同同形,同形性,異源同構造(ホモプラシー)
homoplasy 同形形質
homozygous 同種接合
hoplochaetellin ?
hrsg. 出版された、編集された
humification 腐植化
humus 腐植
hyperandric ?
hypergynous ?
hypergyny ?
hypermeric ?
hypermery ?
hyperplasia 肥厚
hyperplasic ?
hypertrophy 肥大
hypodermis 下皮
hypomeric ?
hypomery ?
i.e. すなわち
ibid. 前揚誌、同誌(羅)
id. 同上、同書(羅)
ill. 挿絵、実例、図解、図入り
illus. 挿絵、実例、図解、図入り
immature 未熟な
immobilization 植物や微生物が元素を無機態から有機態へ変換すること
inc. 含む
inc. 組み込まれた
indigenous 原産の(土着の)
inf. 下に、以下に
ingroup 内群
inst. 協会、学会、研究所
int. 国際(間)の、 国際的な
interchaetal 剛毛
intersegmental furrow 体節間溝
intersegmental furrows 体節間溝
intersegmental groove 隣接した体節間の境界の位置を外見的に示す、視認できる環状の窪み
intestinal caecum 腸盲嚢
intestine 腸管
intestine 腸
intra-mural calciferous glands 臓器壁内の石灰腺
intro. 序文
introd. 序文
invagination 陥入
Izv. 雑誌(露)
J. 雑誌、学会誌
jour. 雑誌、学会誌
juniorhomonym 新参同名(ホモニム) 
juvenile ミミズが卵から発生し最初の成熟の兆候を示すまでの期間
K-selected species ?
l. 行
l.c. 上記引用文中に(羅)
large granular cells 大顆粒細胞
lateral 側面
lateral commissure(s) 
lateral heart 側心臓
latero-esophageal ?
Laurasia 
lectotype レクトタイプ 
Limicola 水棲類
limicolous 
limnic (limnetic) 
limnicolous 湖水棲息
Linnean sequence リンネ式階層分類体系 
ll. 行
loc.cit. 上記引用文中に(羅)
longevity 寿命
longitudinal muscle 縦走筋
longitudinal muscle layer 縦筋層
lumbiicine setal arrangement 体節ごとに四つの剛毛を持つこと
Lumbricidae ツリミミズ科
lumbricin 
lumbricine 
lumbricine arrangment ルンブリクス配列
lumen 
lymph glands 
m.s. 原稿、写本、草稿
macroic 
macroic 大きいこと
macrolecithal 
macrophagous  
macroscopic 
macrotaxonomy マクロタクソノミー 
male ducts 
male funnel 
male funnels sperm ductの内部末端にある漏斗状構造
male pores 雄性孔
manicate 
maturation 
mature
Mcrodrili 小型類
Megadrili 大型類
meganephridia 
meganephridia 大きなnephridia
meganephridia holonephric
meganephridum 
Megascoleccidae フトミミズ科
megascolecin 
megascolecoid フトミミズ科に属するミミズ
meroic 
meronephric 小さな腎管
meronephridia 分割された腎管
meronephridium 
mesentery 腸間膜
mesohumic endogeic 土壌の上部10-15cmの無機物、有機物の粒子を食べるミミズ
mesopbagous 
metabolism 
metagynous 
metagyny 
metamere 
metandryIn earthworms 
microic 
microlecithal (An egg) 
micronephridia 小さな腎管
micronephridium 
microscolecin 
microscopic 
microtaxonomy ミクロタクソノミー 
Mid-continental 
mimeo 謄写版印刷物(手稿コピーなど)
mineralization 有機物に含まれる元素を無機態に変換すること
mlcrophagous 
monophyletic 
monophyletic group 単系統群
monophyly 単系統
monothecal 1つの
mor モル(森林土壌タイプの一つ)
morph 変異
morphallatic 再編形成
morphology 形態学
morphospecies 形態学的種? 
MS 原稿、写本、草稿
mss. 原稿、写本、草稿
mucous cells 粘液細胞
muscle fibre 筋織維
muscular layers 筋肉層
mycorrhiza 菌根(菌類と植物の根の間のつながり)
n. 注釈
n.d. 出版年記載なし
n.p. 発行地記載なし
n.pag. 頁付けなし
n.s. 新シリーズ
N/A 適用不可、該当なし / 利用不可
name-bearing type 担名タイプ 
Nearctic Division 新北区
nearetic region n
Neoligochaeta 新貧毛類
neotropical region 
Neotropical Region 新熱帯区
neotype ネオタイプ 
nephridia 腎管
nephridiopore 腎管孔
nephridiopores 腎管孔
nephridium 腎管 (pl. nephridia) 
nephrostome 腎口
neurosecretory hormone 
nn. 注釈
no. 号
nomenclatural 命名
nomenclatural 学名
nomenclatural 専門語
nomenclatural 分類上の学名の命名法
nomenclature 命名,命名法
NS 新暦
numerical phenetics 数量表形学
numerical taxonomy 数量分類学; 
obligatory 
octoprostatic 
octothecal 
oesophagus 
oesophagus 食道
Oligochaeta 貧毛亜綱
oligohumic 30-40cmの深さの有機物に乏しい土壌を摂食する熱帯endogeicミミズ
omnivorous 
ontogenetic 
o?ocyte 
o?phore 
op.cit. 前掲書(直前ではなく以前に引用した文献を再度引用)(羅)
Oriental and Australia Region 東洋およびオーストラリア区
orthodox classification 伝統的分類?
osmoregulation 
outgroup 外群
outgroup comparison 外群比較(法);
overall similarity 総類似度,総体的類似度
oviduct 浸透調整
oviducts 卵管
ovi-sac 卵嚢
ovum 卵管
ova 卵管(複数形)
p. ページ
Palaearctic Division 旧北区
palaearctic region 
par. 節、段落
paralectotype パラレクトタイプ 
parallel evolution 平行進化
parallelism 平行現象
parapatric speciation 側所的種分化 
parasitization 
paratype パラタイプ
parietal peritoneum 体壁体腔膜
parsimony 最節約;
parthenogenesis 単為生殖
passim 随所に
pat. 特許
pathological 病理学上の
pb. ペーパーバック本(紙表紙本)
pbk. ペーパーバック本(紙表紙本)
penial seta (pl. penial setae) 交尾器剛毛
penial setae 交尾器剛毛(複数)
peptonephridia 
peregrine 外来の
perichaetin 
perichaetine arrangement ペリケータ配列
perichaetine setal arrangement ベリケータ剛毛配列
periehaetine 
periproct 
peristomium 口節
peritoneum 体腔膜
pF  
pH 
pharynx 咽頭
phenetic classification 表形分類
phenetics 表形学, 
phenetists 表形学者
phenogram 表形図 
phenotype 表現形
phylogenetic 系統発生学
phylogenetics 系統学
phylogeny 系統,系統発生 あるいは系統学,
phylogeny 系統発生学
phylogeography 系統地理学,系統生物地理学
pl. 図版
pl. 複数の
pleisiomorphic 祖先形質
Pleistocene 更新世
plesiomorphic 原始形質,祖先形質, 旧形質
polarity 極性
polyandric 体節10-11以上に精巣を持つこと。
poly-andric 
polydiverticulate 
polygiceriate 
polygonadal 
polyhumic 高い有機物率で土壌を摂食するEndogeicミミズ。
polyloculate 
polymorphic 
polymorphic 多形性のてpolystomate
polytesticulate 
polythecal 
porophore 
porophore  
posterobiprostatic 
pp. ページ
precis precis
pref. 序文、前置き、はしがき
proandric 第10体節か相当する相同異質形に限られた精巣
proandry 第10体節か相当する相同異質形に限られた精巣
proc. 議事録、会報
proepilobous 前上口前葉
progynous 第12体節か相当する相同異質形に限られた卵巣
progyny 第12体節か相当する相同異質形に限られた卵巣
prolobic 前口前葉
prolobous 前口前葉
prostate 前立腺
prostate male ductに結合している生殖腺
prostatic ducts 摂護腺管
prostomium 口前葉
protandric 
proximal 
pseudo. 雅号、ペンネーム
pseudogamic 
pseudovesicles 
Pt. 部、部分、分冊
pt. 部、部分、分冊
pub. 出版者
publ. 出版者
pygidium 尾節
pygomere 
quadriprostatic 
quadrithecal 
Quaternary 
quiescence 
quincunx 
racemose 房状の
re 
regeneration 
regularization 
repn. 重版、翻刻
rev. 評論誌
rev.ed. 改訂版
rpt. 重版、翻刻
r-selected r-selected
S. ページ(独)
s.l. 出版地不明
s.n. 作者不詳
saddle-shaped 
salivary gland 
scirrhous 生物発光の
sec. 節、段落、欄
secondary annulus 第二次的環節
secondary sexual characters 
sect. 節、段落、欄
segment  
self fertilization 
seminal 
seminal furrows or grooves 
seminal groove 精溝
seminal grooves ミミズ腹部表面の永続的な縦軸方向の溝
seminal receptacles 
seminal reservoirs 
seminal vesicle 精嚢
seminal vesicles 内部で精子が成熟するSeptal pockets
seniorhomonym 古参同名(ホモニム) 
septa 隔膜
septum 隔膜
septum (pl. septa) 
seq. 及びそれに続くページ(羅)
ser. 双書、シリーズ
seta 
seta 剛毛
seta 剛毛状構造
seta (pl. setae)  
setae 剛毛
setae 剛毛状構造
setal sacs 剛毛嚢
setigerous 
sexprostatic 
sexthecal 
sexual dimorphism 性的二形
sic 原文のまま(羅)
simple 
sister group 姉妹群;
sister relationship 姉妹群関係
somatic somatic
somatic 生殖器官を除く全ての体部分の体細胞
speciation 種分化 
species 種
sperm ducts 
sperm ducts 輸精管
sperm reservoir s
sperm sac 精嚢
sperm sacs 
spermatheca 受精嚢
spermathecae 受精嚢
spermathecal 受精嚢の
spermathecal pores 受精嚢孔
spermatogonium (pl. spermatogonia) 
spermatophore  
spermiducal glands 
stenobaline 
stiff 剛毛状構造
stomate 気孔:開いた腎管。
sub-neural vessel 
subspecies 亜種
sulcate
supp. 補遺
supporting cells 支持細胞
symbiosis 
symp. シンポジウム、討論会
sympatric speciation 同所的種分化
symplesiomorphy 共有原始形質,原始形質共有,共有祖先形質,祖先形質共有
synanthrope 人類同調種
synanthropic 人類同調種の
synapomorphy 共有派生形質,共有新形質
synonym 異名(シノニム,同物異名)
synonymy 異名関係
syntype シンタイプ 
systematics 体系学
t. 巻(仏)
T.O.C. 目次
t.p. 表紙
t.p.verso 裏表紙
T.R. テクニカル・レポート
tab. リスト、目録
tanylobous 伸口前葉
taxa タクサ(複数形)
taxon タクソン(単数形)
taxon 分類群類名
taxon 分類群
taxonomic group 分類群
taxonomy 分類学,生物分類(学)
Terricola 陸棲類
testicular chamber 
testicular sac 
testicular vesicle 
testis sac 体腔の閉じた部分。精巣や特定の体節にあるmale funnelsも含む
testis sac 精巣嚢
Tethys Sea  
thecal 
tom. 巻(仏)
tr. 翻訳
trabeculate 
trans. 翻訳
trans. 会報、紀要
transformation series 変換系列相同形質の集合.
troglophile 
trogloxene 
tubercie of puberty 思春期隆起
tubercula pubertatis (sing. tuberculum pubertatis) 
tumescence 
Turgai Straits 
typblosole 
type タイプ 
type genus タイプ属 
type series タイプシリーズ 
type species タイプ種 
typhlosolate typhlosole
typological species 類型学的種 
typology 類型学
unidiverticulate 副嚢1つ
uniloculate 
uniparental 自家受精あるいは単為生殖
v. 巻
"v., vid." ~を見よ
variation 変異 
vas deferelis 輸精管
vas deferens 輸精管
vasa deferentia 輸精管(複数形)
vascular system 脈管系
ventral (blood) vessel or trunk 腹面(血液)道管
ventral blood vessel 腹行血管
ventral vessel 腹血管
vermicompost ミミズコンポスト
vermicomposting バーミコンポスティング
vermiculture 食用や釣り餌用のミミズの集約的養殖、vermicompostingの副産物
vermistabilization 下水汚泥や有機廃棄物をvermicomposteingによって安定化や加工すること
vesicle vesiculate
vestibulate vestibulurn
vicariance biogeography 分断生物地理学(分断分布,異所的不連続化)
visceral peritoneum 内臓体腔膜
viz. すなわち(羅)
vol. 巻
vols. 巻
water-stable aggregate 耐水性団粒(水中振とうなどに安定な土壌団粒)
yoma 
Z. 雑誌(独)
zoogeography 動物地理学
zoological nomenclature 動物命名法
zygolobous 合口前葉